保護観察中の人たちが地域社会に貢献する活動を行うことを通じて、立ち直ることを目的としています。社会の役に立つ体験を通じて、人の役に立てるという感情や社会のルールを守る意識を育みます。
公共の場所での清掃や、福祉施設での介護補助のほか、落書き消しや除雪など、地域のニーズに応じて幅広い活動を行います。活動は継続的に行います。
活動に参加するのは、保護観察中の人たちで、一定の期間に複数回参加します。
※ 犯罪や非行をして保護観察所の保護観察をうけることとなった人で、日ごろは保護観察官や保護司の指導を受け、社会で生活しています。
保護観察官や保護司が活動に同行し、活動の初めに目標について話し合ったり、活動の終わりに振り返りをするなどの指導を行います。活動中は事故やけがのないよう安全の確保に努めます。また、民間ボランティアの方々に活動への協力をお願いすることがあります。
保護観察中の人たちは、社会の役に立つ体験や、「ありがとう」と言われる体験などを通じて、「自己有用感」や「規範意識」を得ることができます。社会のチカラが、その立ち直りに大きな役割を果たすことになります。
(法務省保護局リーフレットより)